11,12 October, 2009
今思い出せば、あれほど狂気なツーリングはなかった。
横浜発着、青森日帰り弾丸ツーリング。
朝6時に横浜出発。首都高速、東北道を通って青森インター到着。
海鮮丼、青函連絡船見学、そして温泉。
たったそれだけで青森出発。
帰りの東北道は疲労困憊。SA毎に休憩する始末。
関東に入って雨に降られ、涙目になる。
合羽?そんな無粋な物は持ち合わせちゃいない。荷物を極力持たないのがワタクシのポリシーだ。
帰宅が朝の6時半。休憩含め、24時間半の走行。
これを日帰りと言うのか?
宿泊していないから日帰りであるという拡大解釈の基に、日帰り走行の最長記録を達成。
走りに走ったり、1,523Km。
後にも先にも、1メガメートル超えは、これ1回限りである。
今回はきちんと計画しよう。
パーフェクト!
11日(日):776Km
いわき → 石巻 → 気仙沼 → 盛岡 → 青森IC近くの健康センター
12日(月):931Km
青森IC近くの健康センター → 津軽半島(竜飛崎) → 下北半島(恐山) → 八戸(通過) → いわき
1,707Km。
磐越道、東北道。
東北道の菅生PAあたりで雨に降られて一時休止。この2日間、天気は持つだろうか。
牛タン串を食べて景気づけ。600円。高いね。
雨足が弱まってから出発。仙台南部道路、仙台東部道路、三陸自動車道。
仙台市を抜けることには晴れ間が出る。
鳴瀬奥松島ICを降りて石巻街道(R45)を南、R398を西。石巻駅でパシャリ。
(R398を西に行き、モアイに会うつもりが間違えた。)
一関街道/東浜街道(R45)を北。ひたすらR45。
全く楽しくないが、初物だから、まあよかろう。
R45を別れ、K26に入り、南気仙沼駅近くの海の市に到着。
気仙沼に来たからには、フカヒレを食べないとね。♥
いつもの野生の感で、斉吉魚問屋@海の市店をチョイス。
まあ、普通に美味いか…。
海鮮丼におけるフカヒレのありがたみはわからん。
やはり、フカヒレスープでなければ。
2,720円。チーン
気仙沼駅でパシャリ。
R45に戻る。岩手突入!
余りもの寒さに耐え切れず、陸前高田市のしまむらにて長袖のシャツとモモヒキを購入。2日分。
K230に入り、大船渡駅でパシャリ。
こんなところに来る必要はまったくないのだが、シャレである。
盛駅でパシャリ。
まだまだ頑張る浜街道(R45)。
さあ、やってきました。K250。ツーリングマップルのRecommendだ。
集落を抜けて、期待の山間部に入るとそこは…。
ほぼ全線、杉の木落ち葉絨毯であった。(;´Д`)
10〜20Km/h程度でトロトロ走る。
景色のよいポイントは、2、3箇所のみ。
これは大失敗だった。
ちょい北のK249を予定していたが、パス。杉の木落ち葉絨毯の可能性が高い。
釜石街道(R283)を東。日が傾いて参りました。
旧道を抜ける気力はないなあ…。ってんで、仙人峠道路(R283)を走る。
これを走り終わると、白いバイク発見!寒くても頑張るねえ。
遠野駅近くで雨がポツリポツリ。
R340を北。ペースの速い峠である。
閉伊街道(R106)にぶつかる。国道と国道のT字路なのに信号がない。好きだね。こういうの。
東へと、盛岡を目指す。
山と山に挟まれた道を走る。奥会津みたいだな。豪雪地帯なのかな。
さて、日はとっぷりと暮れてしまいました。
寒いしで、街頭なくて暗くて怖いしで、ペースが上がらず。
くたびれ果てて、盛岡に到着。
冷麺食べてパワーアップだ!
しかし、どこで食べればいいのだ?
会社の若いのに電話をかけ、東口のビルの2階の店をRecommendしてもらう。
盛岡駅周辺の道路は、もちろん駐車禁止なのだが、二輪は除外されている。
それでも駐車するのは不安である。
さて、人気店らしく、20人くらい並んでいる。パス!
ツーリングマップルにも載っている、“ぴょんぴょん舎”をチョイス。
困ったときのツーリングマップル頼りだ。
盛岡IC近くに移動する。R4を北、秋田街道(R46)を西。
ここも混んでいるなあ。
もはや選択肢は尽きたので、ここで決めよう。
さて、北朝鮮直営店で食べた冷麺は全然好きになれなかったが、盛岡はどうだ。
体が冷えているので、辛そうなスープも頼む。
せっかくだから、ユッケと白メシも頼む。
いったいメシにいくら使う気だ…。
美味しければいいのさ。
結果は、満足いくものであった。
タカをくくっていたのだが、コシの強い麺、一見薄そうだがしっかりと出汁を取っているスープに感服。
ビール飲みたかったな…。
2,810円。チーン。
本日の宿は青森市。
なんだか凄い寒いんですけどって、気温は4℃かよ!
春秋仕様の格好では寒いに決まっている。
青森県に入ると、雨がちらほらと。
津軽SAあたりで強くなってくる。
多少の雨は仕方ないと強行する。
着いたー!(23:40)
R7を西、突き当たりので東。寄り道せず健康センターに。日付が変わってしまった。
風呂入って、ビール飲んで、そしてバタンキュー。
朝4時には目が覚めてしまった。
一っ風呂浴びてから出発。目指すは竜飛崎だ。
羽州街道(R7)を新潟方向、津軽自動車道(R101)を北、小泊道(R339)を北。
五所川原市で朝日で朝日。竜飛で見ればよかったか?
いや、そのためには2時間早起きが求められた。そんな体力は残っていなかった。
すぐに朝食。コンビニの中華マンを3個。
R339のどかな田舎道だと思っていたら、高原を通る。道の駅 十三湖高原で休憩
そして海際すれすれを走る路線に変わる。ここで、龍泊ライン(R339)と名称が変わる。(また小泊道に戻る。)
クライマックスが、標高500m (400?)近くまで一気に駆け上がるクネクネ道だ。
こんなにダイナミックな変化がある国道は初めてである。
竜飛崎手前の眺瞰台で一休み。
素晴らしい天気に恵まれる。
遠くに来たことを実感するなあ。
さらにクネクネ道を通って、今回のツーリングの目的の一つである、竜飛崎に到着。( ´∀`)ヤッター
# “竜飛岬”や“龍飛崎”とは違うのかな?
ああ、あの海の先に見えるのが露西亜北海道なんだね。
近くにいる、ツーリング中のZZR400のお兄さんとトーク。
荷物満載。数日間、キャンプしつつ、ここまで来たそうである。
ワタクシの荷物の少なさを指摘される。
一泊分の着替えしか持ってきていないしな。
合羽すらない。(そもそも所有していないし。)
おでんを振舞ってもらう。
そして階段国道に移動。
進入禁止の規制はないな…。
自動車は物理的に入れないが、二輪車なら行けるんじゃないのか?( `∀´)
降りて登ると結構きつい。
いつの間にかZZR400氏は、いなくなってしまった。
また会えたらいいね。
もちろん津軽海峡冬景色歌謡碑において、津軽海峡冬景色を鳴らすことも忘れない。
1番
いわき発の緑駄ヱ愚降りたときから、青森駅は雪の中北へ帰る人の群れは誰も無口で、海鳴りだけを聞いている
私もシトリ連絡船に乗り、こごえそうなカモメ〜@〜見つめ泣いていました
あーあー、津軽海峡冬景色
2番
ご覧アレが竜飛岬、北のはずれと、見知らぬ人が指をさす。息でくもるメットのシールド拭いてみたけど、はるかにかすみ見えるだけ
さよならあなた、私は帰りまつ
風の音が胸をゆする泣けとばかりに
あーあー、津軽海峡冬景色
(間奏)
舞い上がり、揺れ堕ちる
肩のむこうに、あなた…
山が燃える
何があってももういいの
くらくら燃える火をくぐり
あなたと越えたい天城ー越ーえー
あれれ?
# 実際は、2番のみ流れる。
津軽半島から下北半島の恐れマウンテンを目指す。
相変わらず無茶苦茶な計画だ。(立てた時点では、綿密だったのでは?)
ショートカットする海路はないので、青森市まで戻る必要がある。
R339がいつしか、松前街道(R280)に変わる。
陸側の内真部バイパス(R280)に入る直前に、逆方向でネズミ捕り発見!
なんでこんなスピードが出なそうなところでやるのかね?
白バイはいないようだ…。
して、このバイパスが大爆走路線。こっちでネズミやれば?
R7に突き当たるので東。
せっかくなので、ちょっと北にずれて、あおもりベイブリッジを通る。横浜のナニと比較してはいけません。
R4とR7の始点と終点をパシャリ。
これだけのためにR4とR7を行ったり来たり。
こんなことをして何が楽しいのか…。
陸羽街道(R4)を東、むつはまなすライン(R279)を北。これも爆走路線。
K179にはずれて、横浜村役場でパシャリ。
陸奥横浜駅でパシャリ。
再びR279を北。K4を北。これで恐れマウンテンに到達できる。
ここがまた楽しいクネクネ道なのだが、観光バスが多くて閉口する。さらには所々に鎮座しているお地蔵さんがなんとも言えない雰囲気を醸している。
ついに、今回の最終目的地である、恐れマウンテンへ到着!( ´∀`)ヤッター
山頂なり中腹をイメージしていたのだが、地名だったのね。
荒涼とした風景だ。
これは、一つ積んでは父のため、のアレか?
イタコ行列…。
# さすがにイタコを写そうとは思わなかった。
# 場内には温泉がある。入らなかったことを後悔。
K4を戻る。
途中で見た“三途の川”。もちろん渡ってみる。
本日のツーリングの目的は全て果たした。帰りますよ。( ´ー`)
R338を東。
締めに何か食べておこう。
ツーリングマップルに載っている、“松楽”。
ウニとイクラがお勧めだが、後者は売り切れ。よってイクラ丼。
普通に美味いが、ここでないと食べることができないものではない。
2,205円。チーン。
今回のツーリングの海鮮物は、並だった。
R338も大爆走路線。青森では免許証がいくらあっても足りませんね…。
R45に突き当たるので南。
八戸北ICから八戸道に乗る。青森ともお別れだ。また来るよ!
で、いわき中央ICまでどれくらい?
>> 487Km。
ぐはっ!(゚∀。)(。∀゚)
もう殺してくれって感じ?
途中の東北道、石巻あたりの渋滞で寝る寸前に陥る。
眠いときは、シールドを空けて走るか、爆走するか。
どちらの手法でも改善されないので、ついに最終兵器の黒々を投入。
味があるうちはいいのだが、なくなってくると眠くなる。
走行中の投入は難しいので、SAやPAに入る。
SAやPAの度に投入。
だから、時間がかかって仕方がない。
そんなこんなで、いわきに到着した時点では、日付が変わってしまっていた。
いやはや。
その後の調査により、青森にはまだまだ楽しい道があることがわかった。
岩木山スカイラインと十和田湖周辺である。
でも青森は遠いんだよなあ。
同じ東北圏内である福島からでも遠い。
横浜から日帰りなんて、よくやったものである。
常に、帰りの東北道は退屈極まりなく、バツゲーム以外の何者でもない。
ただ、それを補って余りある、楽しい道があるのは事実である。
高速道路走行距離と下道走行距離が半分くらいだな。