2012/11/10
店主の秋元さんと酒談義の中、こういうお店があるよと教えてくれたのが、澤屋まつもと酒道場のおでん懐石。
おでん懐石…?
おでんのコース。内容は、京都の酒蔵澤屋まつもと企画室長で、店主でもある松本さんにお任せ。
おでんだけでなく、他にもいろいろと出てくる。
日本酒は、まつもと純米が基本。
スポット的に珍しいのも出てくる。行ったときのお楽しみ。
ほほう。気になりますねえ。
場所は相鉄線希望ヶ丘駅。横浜駅から20分程度。遠くない。
近いうち行ってみることにしよう。
で、予算はどのくらいなのかしら?
一万円札を何枚持っていけばいいのか…というのが率直な感想。
5,000円出せば十分満足できるとは驚きだ…。
No. | 日にち | 乙産武露愚 | オレ様ホメパゲ | オレ様武露愚 | 一次会 | 二次会 | 三次会 |
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1 | 2011年1月9日 | ✓ | ✓ | ✓ | キリン横浜ビアビレッジ | 三陽@本店 | メインバー ロイヤルアスコット |
2 | 2011年3月19日 | ✓ | ✓ | ✓ | 大珍楼@新館 | Windjammer | BAR TEN2 |
3 | 2011年6月11日 | ✓ | ✓ | ✓ | La Botte | 珍獣屋 | BAR TEN2 |
4 | 2011年9月3日 | ✓ | ✓ | ✓ | キリン横浜ビアビレッジ | BAR TEN2 | N/A |
5 | 2011年6月11日 | ✓ | ✓ | ✓ | Brasserie Artisan | 本丸亭@横浜本町店 | Towser |
6 | 2012年1月14日 | ✓ | ✓ | ✓ | la casa di MARCO | 三陽@御用亭 | BAR TEN2 |
7 | 2012年6月16日 | ✓ | ✓ | ✓ | スペインバル「エル ニョスキ」 | Bar Noble | N/A |
8 | 2012年11月10日 | ✓ | (これ) | ✓ | 澤屋まつもと酒道場 | N/A | N/A |
この週末は横浜に帰るが、飲みの予定が入らなかった。
冷え込みも厳しくなってきたし、おでんが恋しくなる季節。
ズビズバっと予約取得。
楽しみですねえ。
明日は、第3回 ふくしま道の駅・空の駅まつりがある。ゲスト出店の“道の駅よこはま”(青森県)のびつくりホタテバーガーが気になってしかたがない。しかし…。
横浜で、おでん懐石の予約を取っちゃったの。(*´∀`)ウフフ 京都の、とある酒蔵のお偉いさんが振舞ってくれる。楽しみだなあ。
最寄り駅から、場所がよくわからないので、ググールストリートビューで確認。ホント便利な世の中になったもんだ。
(当日のお昼)
昼メシの後、日野のハァハァショップでお買い物。
事前に、乙産を呼び出してみたら、やってきた。
乙産登場。む、HC装着してないぞ…。
それもそのはず、今日の横浜は風こそ強いが、暖かい。おサレカー外気温計で15℃はある。
ここでHCの将来性、HC友の会会員大幅増大を果たすために解決しなければならない課題の認識など、意見を交換する。
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おでんの話を振ってみるか。
引越し後の作業がいろいろ残っているだろうし、日本酒は普段は飲まないことを知っていたので、敢えて誘わなかったのだ。
しかし二つ返事でOKが出た。
ふっ。これがマイスイートホームのローン支払い妨害工作とも知らずに…。♪L( ^ω^ )┘└( ^ω^ )」♪
一旦お別れ。
POSHアルミライセンスプレート(1,995円) |
久々のカスタム。
ゴールドを装着しているが、兼ねてから黒にしたかった。
横浜駅から相鉄線に乗る。急行は満席か…散々歩いて疲れた。座れる快速で行こう。
相鉄線横浜駅はチレイになりましたな。急行と快速どっちがどっちだっけって…前者が飛ばす駅が多い。
ぴゅーっと駅を飛ばすんだよぉ。
電車でググールマップを見ていたが、現在位置がジリジリ動くのが面白い…って当たり前か。地図を先に進めたら、行き先違う電車に乗ったことがわかった。あぶねー。(;´∀`)
希望ヶ丘駅で乙産と合流。
徒歩5分。
(ここからのBGM:おでんでんででん)
外観 |
“開場中”という言葉が何かを感じさせる。
お店に入ると、カツオの香りが心地よい。
松本さん |
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店内 |
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メニュー |
コースは、1,000円/2,000円/3,000円の3種類。
1,000円は、ネタを入れた鍋が出てきて、お好きにどうぞと。
それ以外は、松本さんが一品ずつサーブしてくれる。オススメはもちろんこちら。
値段の違いは、ネタの数。
3,000円のコースをチョイス。
飲み物はビール各種と日本酒。日本酒は、当たり前だが、まつもとのみ。
まずはビールで、ファースト搾りを2本。
酒もサイドメニューも一律500円。
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枡などにビールの王冠が入っていて、何か頼めば、それを一つとって自分の前に置く。
“コース料金 + 500円 × 王冠の数”がお勘定になるって寸法。
八寸 五点盛 澤屋まつもと酒道場なう。おでん懐石スタート! |
お通しが美味い店は当たりという法則が適用されると見た。これは楽しみだ。
ふと気づけば、変わったラベルの日本酒がある。雫酒…?(゚∀゚)
まつもと純米大吟味雫酒。言葉が出ない。 |
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こりゃまたすげー酒があったもんだ。
雑味が全くない。
吟醸の香りがふわっと立つ。
街で買うと一升10,500円。(ここではお猪口一杯500円)
オレ様が大好きな菊姫の菊理姫(“くくりひめ”50,000円)と同じ、山田錦の最高級を使っている。
(菊理姫は未経験)
そのようなスペシャルな品に巡り合えたのは僥倖である。
もう一杯飲んじゃえ〜。
それで空になってしまった。ラッキーだった。
カラスミ いきなり来ましたねえ。 |
ウェルカムスープ |
スープが出てくるのは自信の表れか。
一口目は薄く感じたが、それは濃いのに慣れてしまっているからだろう。
美味しい。
大根 |
角が立っている。
それでいて味が染みている。いいねえ。
次のネタを要求するときは、器を一段高いところに置く。
このようにして、自分のペースを作ることができる。
餅とモッツアレーラチーズ入りきんちゃく。その名もモッチャレーラ。 |
分解してみた。 |
白子 |
トロトロだ〜。
序盤からこれ。後から何がでるのだろう?
さあ、純米行こう。冷でお願いします。
冷たい冷(つめたいひや)でよろしいですか?
なんですと?
聞いてみれば、昔の冷は、常温のことだそうだ。
常温からさらに冷やすので、冷たい冷(つめたいひや)となる。
雫と比較すると、やはり荒い。しかし、これがおでんと合う。
雫は、食前酒。お茶で言うと玉露。
純米は、食中酒。煎茶。
皆さんは食事中に玉露飲みますか?飲まないでしょ。
食事中は煎茶ですよ。
(と、京言葉でおっしゃった)
なるほどなるほど。お茶の例えはわかりやすい。
香りが強い酒は、料理とケンカするからね。
竹徳利 |
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はんなり熱燗とは、3割加水した熱燗である。
日本酒に水を入れるとは…。変わった飲み方もあるもんだ。
これは翌日に残らない飲み方であるとのこと。
(初めて水で割る飲み方をされたときは怒ったそうである)
メロ |
二つ出したらメロメロや!
(;´∀`)
タコ |
ガンモドキ |
キビナゴ これは出がらし。でも美味い。 |
明石焼き フワフワ〜。 |
ナントカカントカ |
エリンギ プリプリ〜。 |
タラ まだ早いはずだが…。味乗っている。 |
アンキモ |
なんと破天荒なおでんなんだろう!
これもまだ早いはずだが…。美味い。
アワビ アワビ参上 |
なんと!(;・∀・)
アワビを丸ごと1個食べるのは、初体験である。
肉厚。アジは染みているし美味いものなんだな。
いやらしい
高級なとこでお食事中dすね☆
# 昨年の冬のデータだが、いわきの飲んだくれショップで1,600円/個から。サイズ不明。
# 採算はどうなっているのか?
リバース |
肝をスープに溶かして飲む。たまりまへん。
スープ追加してください!
ここまで食べて、スープがちっとも濁ってないことに気づく。
湯煎を見てみてば、いくつかパーティションが切ってあるようだ。
適宜、スープを混ぜているように見受けられた。
鴨 ネギをください…。 |
ナントカカントカ |
ナントカカントカ |
ロールキャベツ |
豆腐 |
シイタケ |
牛スジ 柔らかい。 |
水餃子 手作り。 |
アナゴ |
三つ葉 |
半熟玉子 |
これでおでん終了。
ニシン |
タンポポラーメン(500円) |
20時間炊いたというスープが濃厚。
ネギの塊が入っているのはご愛嬌。(辛い!)
これで終了。すごい経験をした!
12,000円/2人。
(オレ:ビール1本、雫2杯、純米3合、タンポポラーメンで王冠6個)
松本さん |
気持ちよく酔った。(*´∀`)
普段日本酒を飲まない乙産は、メートルが上がってしまったようだ。(死語)
ホームをフラフラ歩くな! 落ちるぞ! |
横浜駅で解散。
BARでも行こうかと思っていたが、終電アウツの可能性があるし、止めておこう。
電車に乗って、すぐ爆睡。しかし、最寄り駅の一つ手前で目が覚めるというパーフェクトな展開。
大満足のうちに無事帰宅。
散々飲み食いして6Kは破格。アワビに白子にアンキモなどなど。おでんに関する価値観を破壊された。別皿でにしんや鴨。なんでもあり。
帰宅なう |
カラスミもありました
麒麟淡麗生を飲んで撃沈。
秋元商店に行き、秋元さんにお礼を述べる。
なんでも、中国(?)で買って来た乾燥アワビで出汁を取り、アワビを丸ごと1個乗せた、アワビラーメンの印象が強烈だったとのこと。
いいなあ。
何が出るかはそのとき次第なんだろう。今回のアワビだって次回は出ないかもしれない。
その季節の旬の物が出るだろうから、季節毎に食べに行きたい。
松本さんに敬意を表する。(昨日のおでん屋のマスター) (四号瓶1,020円) |
実におでん21ネタ、他に4皿。八寸5点盛にウェルカムスープ。これでたったの3,000円。
(飲み物2,500円とラーメン500円で合計6,000円)
想像を絶する経験ができた。
おでんのネタと言えば、コンビニに置いているような物を想像してしまう。
その価値観を破壊されたような経験だった。
アンキモやアワビやら、誰がおでんの食材にしようと考えるだろうか。
そして何から何まで美味いもんね。
本当にいい経験ができた。
お店のキャパシティは20人ほどである。
今回、カウンター席は9人だった。(詰めれば10人か?)
ここでは、カウンターに座るべきだ。
松本さんとの距離感が大切である。
客同士の関係も良好だった。
松本さんの説明に補足を入れたり、さらにそれを補ったり、チャチャを入れたり…。
終始、笑い声が途切れないお店だった。
大切にしたお店である。
毎年7、8月は休業して、顧客巡り/食材探し。
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γ-GTPの基準値は16〜73だが…。(;´∀`)
何の段かと聞いてみたら、綺麗な飲み方に関するランク付けだそうだ。
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どのような基準なのか興味深い。
でも、それを聞くのは野暮だろうなあ。
この5,000円は価値があるぞ!
やりたいなあ。
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(本文ここまで)